「冬光」




 君がいつか 見つけやすくて好きだと言った

 オリオンが 今日も遙か遠くに見える

 ねぇ君は 今この星空のどこにいるのか

 一緒に見た三等星はもう この街からは見えないんだ


 地上のほうが明るすぎて 上を見上げることも忘れてしまった

 雑念やわだかまりは 僕の心を「大人」へと曇らせて



 足りない言葉をかき集めて

 二月の 凍てた空へと吠える

 涙は 誰にも見られないように

 そっと 黒い夜空の先に


 君のいる 星空に沈めて