「ひかり」




 あれは なんのひかり

 たばねられては くずれて


 いくつもの はしらのように

 たちのぼっては きえてゆく



 たちどまった まちかどで

 わたしは ただ かえりみちをさがして


 みみをすましても

 ねがいをさけぶ ひとのこえは きこえない


 かぜのおとが ここでは

 ひかりのあしおとに かきけされてしまうから


 あれは なんのひかり


 一体 誰のための 光