「北風に揺れる窓」





 かた、かたかた

 北風に 揺れる窓


 足早に 歩を進めて

 街を行く人々を

 ホットミルクの湯気で 隠して

 君は 湯気と同じ色の 息をした


 答えは 出ているのに

 それを片付けられず

 テーブルの隅に 燻った

 この街の春を 諦めきれずに


 行ってきなよ

 いつか この決断を 後悔する日まで

 私を捨てる この決断が 間違いだったと

 気付く日まで