「にぶんのいち」





 止まったような 時の中を

 今日も往く

 昨日と 同じ道をたどれば

 真白い道の向こう側に

 今日も 貴方が立っている


 歩く道も 同じ

 向かう場所も 同じ

 毎日 似たような会話を 繰り返して


 本当に 時間が止まっても

 大して変わらない


 檻の中の私は

 檻と共に 死にたいのか

 檻の外に出て 死にたいのか

 答えを出せずに

 いつか壊れる檻を 崩せないでいる



 傷つくことを 怖れていない

 それでも私は 隣に居るその名を呼べない