「妄想の窓際」






 もう少しあなたが 欲張りでいてくれたら


 私の全てをかっさらう勇気を持っていてくれたら


 手を差し出すだけの優しさはいらなかった


 声も出せなくなるほどに強く 抱きしめて欲しかった