「地を這うモノより地を見下ろす者へ」



 毀れているのは 何も君だけじゃない
 僕だって 世界の本質さえぶっ壊れている
 もう直しようのないくらいに

 だから君がそれを悔やむ必要はないし
 たとえば君が一人 死んだところで
 それは無駄死に以外の何物でもない

 何が哀しいの?
 君は なんでそんなにこの世界のために泣いているの?
 偽善なら テレビドラマやそこら中に転がっている
 君が涙を流す義務はない

 それが義務でも必要でもないなら
 僕のために そのビルの端から降りておいで

 今日の朝御飯は昨日の残りだけれど
 きっと味がしみていておいしいはず

 慣れてないんだ
 耳が痛いから この電話を切るよ