「あかりと文明」




 我々は闇を 怖がってきた

 今もそう

 都会の大都市だって

 こんなに灯りがあっても だめ


 文明人はお利口で繊細だから

 他人の 自分の 誰かの

 差し込まれた光に出来た

 心の闇にも 疑心暗鬼になって

 ちゃんと怯えることができる



 いろいろな物を燃やして

 いろいろな物に火を灯して

 文明は 灯りと共に

 灯りは 文明の礎なればこそ と


 そうして 我々は

 次の闇を 明るく照らすため

 いずれ自分が燃やし尽くす 世界のためと

 次は 何を 暖炉にくべるつもりなのだろう