「春の始まり」





 駆け抜けた 軌跡を

 短いと取るか 長いと取るか

 それは人それぞれ


 別れを押し殺したまま

 無言の寂寥が 学び舎を駆け抜ける


 これほど苦しんだ冬を

 抜け出すことを願った冬を

 惜しむことを知る 二月の終わり



 春の始まりを

 来たる 別れを

 新たな始まりの 可能性を


 今はもう

 誰もとめることは出来ない