「心のカケラ」






 「またね」と「さよなら」の違いに
 気付いたのは 卒業式の後だった
 大切なものは なんでいつも
 失う時に 一番キレイに光るんだろう

 新しい暮らしに慣れた頃 ふと感じた寂しさは
 きっと 君がいないせいだと思う
 一秒一秒 過ぎてゆく時間が 優しく
 ただの記憶を 宝物にしてゆく


 言い出せずに終わった恋が
 まだ少し 心の中に在るから
 くじけそうな時 君がかけてくれた
 声のぬくもりをたまに 思い出すよ


 君と過ごしたあの日々に 逢えてよかった
 「ありがとう」って 胸を張って言えるから
 色褪せても ずっと かけがえのない心のカケラ
もう戻らない日々を 心に抱いて 歩いてゆける