「お前と酒が呑みたいヨ」
こんな雨の日なんだけど
アンタとお酒が呑みたいよ
いつもの 小さなお店でさ
ビール片手に 向き合って
肴は誰かの悪口で
「ああ酔っ払った」なんて バカなこと
言い合うつもりでいたんだよ
最後に酒を呑んだのも
こんな雨の日だったよね
いつもの 小さなお店でさ
なりたくなかった大人に
なっちまったなんて
遠い目しながら アンタが言ったことだけ
いまごろ 思い出すんだよ
こんな雨の日なんだから
線香 勘弁してください
周りの音が 聞こえないほど
どんなに辛いことがあったのか
今はもう 聞けないけど
もうすぐ 追いつくから
それまで待って いて頂戴
も一度 アンタと呑みたいヨ
アンタとお酒が呑みたいヨ
嗚呼…