コトバは簡単だから
軽くもあり 重くもある
だから たとえば「好き」だって
軽いものから 重いものもあるでしょう
一番重いコトバを
相手に放ってどうするんでしょう
人は相手のことを考えない
相手が重さに潰されることを考えない
コトバは単調だから
一方であり 双方だから
だから たとえば「想い」にしたって
一方通行で あきらめきれなかったり
最後に吐いたコトバで
貴女は全部をあきらめきれたの
涙の跡つけて それでも私の前で笑ったこと
私はまだ 忘れたわけじゃないんだから
コトバは運命だから
文字よりもその価値が遙かに重い
ふと吐いて出た言葉は 必然の昇華
消えずにその場にとどまり 届く者へ永久を刻むから
嘘のコトバはもういいから
今は 傷ついた身体を休めておいて
今日は許されるから 貴女は痛みを許されるから
ほら 何も言わずに そっとおやすみなさい