「2004年、世紀末」



 若気の至りなどという言葉で
 全て片付けてくれるなよ
 そんな脆弱な思いはいらないし
 吐き気のするような依存も欲しくはないんだ

 きっと僕らはこんな時代に飢えているから
 だから僕らの無垢な時代はあんなことをされるし
 そして僕らの狂気の部分はあんなことをするのだ

 「そんなものどうだっていいじゃん」
 そういってテレビのチャンネルをかえてしまう君たちも
 結局は同罪なのだ

 僕は決して君たちを許したりはしない
 そして僕も許されたりはしない

 小さな箱の世界で繰り広げられるその悲劇に
 一筋の悲鳴 あるいは ハッピーエンドを