「負け犬の戯言」
腐った肉の中に 手を入れるような感覚
今日も 心の裡から 言葉を抉り出す
幾度も使い古され くすんだ赤金の
吐き気をもよおす 鼻をつく理想
ただ在るだけで 不快を覚える夢のカタチ
それは 単なる自己満足と
憧憬と
失われた悲しみから
手放した苦しみまで
全てを綯い交ぜにして
織り出される蜘蛛の糸
されども
弱弱しく 鈍い 明滅は止まぬまま
私を ゼロとイチのパタンで動かし続ける
苦し紛れに 伸ばした手が
縁側の陰と遊ぶ
非力を恥じ なおも永らえる
この身を嗤う
ひとり 春の日