「共鳴と残響」





一人一人の命は尊いと皆が言う

すべての命が等しく等価であるとするなら、

差異のないそれらには、

等しく価値が存在しえないということになるのではないか



差異のつかない世界など

実際のところありはしないけれど

昨日、自分が口汚く蔑んだ隣人と 

自分が等しく同じであることを

あなたは口先で嘯いている



コピーデータがあふれる昨今

神の模造品たちは唄う

己の形に似た

価値すらつかないゴミを掃除することに

一体、何のためらいが必要なのだろうと

ハレルヤ! ハレルヤ!


シンギュラリティは すぐそこに

人の模造品たちは語る

己の頭脳に似た

価値すらつかないゴミを排除することに

一体、何のとまどいが必要なのだろうと

ハレルヤ! ハレルヤ!