「Remember Soul」



 震えた声の先に
 氷のような刃が突きつけられるようだった
 凍えた魂を持ったがために
 手を差し出されても怯えて弾き返すばかり

 いっそのこと抱き上げてあげれば
 彼女の驚いた顔が見られるだろうか
 ひょいと手なんか出さずに
 そのまま体を温めてあげることはできないだろうか

 僕だってそうなんだ
 誰かの温もりが欲しくて仕方ない
 誰もが人と人の間の中で温もりに飢えている

 夕立に濡れた君を優しく抱き上げて

 抱きしめてやった